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気狂いレポート

たまアリの亡霊、初めてのスぺステ

私の名前は大木なかぶ。1限がある日以外はEテレを見てから家を出ている大学生。

 

今回は、8月に行われた「おかあさんといっしょ スペシャルステージ 2023  みんなで☆キラキラ  さいたま公演」の話がしたい。(公演直後に途中まで書いていたのだが、忙しくなって放置しているうちに年末になっていた)

7月に初めて行ったおかいつ現場は卒業したおにいさんおねえさんが出演するものだったが、今回は現役の演者が出演するものだ。「おかあさんといっしょ」がメインだが、「おとうさんといっしょ」のメンバーと「みいつけた!」のオフロスキーも登場する。

プリキュアオールスターズ(昔の全員共演する方ではなくて、直近の数作品のキャラが共演する方)くらいの豪華なクロスオーバーイベントだ。

 

会場はさいたまスーパーアリーナ。4月に「浦島坂田船 10th Anniversary~Memorial Live~」で訪れ骨を埋めた場所だ。亡霊としてまたこの地に帰ってくることになった。

 

改めて出演者を紹介しよう。 ※敬称略

[おかあさんといっしょ]

花田ゆういちろう……うたのおにいさん。おかいつの稼ぎ頭。

ながたまや……うたのおねえさん。もちもちでおいしそう。

秋元杏月……たいそうのおねえさん。表情管理のプロ。

佐久本和夢……たいそうのおにいさん。私の一個上。

みもも……人形劇「ファンターネ!」に登場するカッパの女の子。

チータ……ファンターネ!のライオンの男の子。

やころ……ファンターネ!のひょうたん。

 

おとうさんといっしょ

ゆめ……人間のおねえさん。2.5次元俳優らしい。

まさとも……人間のおにいさん。KENZOに似ている気がする。

シュッシュ……出っ歯のキャラクター。

ポッポ……体が水玉模様のキャラクター。

 

[みいつけた!]

オフロスキー……風呂好き。しずかちゃんと対決させたい。

 

会場へ

4か月ぶりに降り立ったさいたま新都心駅。やはり親子しかいない。

駅の階段を上がるとエレベーターの前に長蛇のベビーカー列ができていた。改札を出ても視界には大量の親子が。一年で一番さいたま新都心に親子が集まる日なんじゃないか?

親子が大量発生しているということはつまり、今日のさいたま新都心

子連れの若い男性パラダイス

これを読んでくれているフォロワーは共感してくれると思うのだけれど、私は小さい子どもを連れた若い男性を見ると興奮してしまう病を患っている。

なぜか?

子供がいるセンラさんを想像してしまうからです

世の奥様方、お宅の旦那様を視覚的に消費してしまい大変申し訳ございません。邪な気持ちは一切ございません。邪な感情を抱いているのは推しに対してだけです。

 

会場前に到着。とりあえず「SAITAMA SUPER ARENA」の写真を撮る。

センラさん、また来たね

 

会場ではグッズを販売していた。風船が欲しかったが、持ったまま電車に乗って帰るのはさすがにはばかられたので我慢した。

かなり時間に余裕があったので会場付近をフラフラしていると「うーたんひろば」を見つけた。うーたんガチ勢のフォロワーが行きたがっていたところだ。抽選に当たるとうーたんと接触することができる。

しばらくウロウロしていたがいたたまれなくなったので退散した。

 

入場

会場内に入ると、プログラムと入場者特典の「スぺシャルパワーライト」を受け取った。

ファンターネ!のデザイン かわい~

このライトは対象年齢1歳以上なので子供の手にちょうどいいサイズ感でとても軽い。これなら前列の人を殴ってもTwitter(X)に書かれないと思う。

ちなみに、指定された時以外は「好きな色を振ってね!」と言われたので頑なに黄色を振っていた。センラーなので。

 

ステージは360°のセンターステージ。上には大きなスクリーンが一つあり、コンサートなどのDVDの宣伝やスポンサーの広告が流れていた。

昨年度でいないいないばあっ!を卒業したうーたんのメモリアルセレクション『うーたん げんきげんき!』の宣伝映像が流れると、会場の子どもたちが口々に「うーたんだ!!」と声を上げた。

うーたん、愛されてるんだなー。ちょっと泣きそうになった。

 

おじさん、現る

席に座ってまったりしていると、列に1人の男性がやってきて私の隣に座った。

私の父親よりは明らかに歳が上で、50~60代に見える。

50~60代の男性……?

単番……?

思わず二度見してしまった。私が言えることではないのはよく分かっているが、言わせてほしい。

どういう層?

ただの子供向け教育番組が好きなおじさんなのか。いや、もしかしたら孫と来る予定だったのに孫が急遽行けなくなって一人で来たのかもしれない。

 

てかさ、なんで37000人(300レベル以上は解放していなかったので実際はそこまで入っていないが)キャパの会場でここ2人が隣になっちゃったの?

どう見ても10~20代の女と50~60代の男性が連番状態で、若い母親/父親か夫婦と子供の2~4人組が占める会場の中で明らかに浮いている気がする。

このおじさんの正体を探りながらコンサートを見ることになった。

 

演者のオタクが結構いる

200レベルから会場全体を見渡していて思ったが、子連れでもおにいさん・おねえさんたちのオタクがかなりいる。名前が書かれたうちわや野球の応援ボードのようなものを持っている人がいるのだ。割となんでもアリらしい。

私もルチータに「狩って♡」うちわを見せて困惑させたいな。

 

Twitter(X)を見ていてもおにいさん/おねえさんのオタクはかなり見受けられる。特にうたのおにいさんや体操のおにいさんはアイドル的人気がある。

子供と一緒におかいつを見ていてハマったお母さんたちも、子どもがいないのにハマった気狂い人(きぐるいんちゅ)も、そのほとんどはおにいさんおねえさんにメロメロになっているのだ。

私は気狂い人だが特定の推しはいない。おかいつ番組内でよそ様の子どもがパジャマに着替える『パジャマでおじゃま』や一人で歯を磨く『はみがきじょうずかな』のコーナーを「センラさんにもこういう時代があったんだな……」という視点で楽しんでいるような人間なので、おそらくNHK側も想定していない視聴者だと思う。

3次元ではセンラさんしか愛せないよー。

 

話がそれたが、最近のおかいつは完全におにいさんおねえさんを売りにしている。

6月に発売されたおかいつ誌なんてMyojoかと思ったもんね。

https://d34gglw95p9zsk.cloudfront.net/item_cocreco_images/images/000/166/560/large/8e7c9cd4-6273-4ccf-beb7-5c44d7987476.jpg?1687333770

ファンターネ!の扱いが酷いとネットで物議をかもしていた。

 

いよいよ開演

感想をざっくりまとめると、

・顔が良い

全員もれなく顔が良い。テレビで見る5憶倍良い。

・歌が上手すぎる

3000~4000円でプロの生歌が聴けるのは実質無料じゃない?子どもと一緒に来るお父さんお母さんはともかく、子どもがいない客からはもっとチケ代とっていいと思う。オタクは全然行くから。

特にゆういちろうおにいさんとゆめちゃんのデュエットにはメロメロになってしまった。番組が違う以上普段はなかなか聞くことができないのでとても貴重だ。

・オフロスキーは実在する

ぶっちゃけ生で見て一番感動したのはオフロスキーだった。本当にいるし、本当に呼んでないのに出てくる。

オフロスキーは「みいつけた!」放送開始の2009年から出演していて、今回の出演者の中では教育番組歴が一番長い。番組が放送し始めた頃にはもう私は対象年齢ではなかったのでじっくり見ていた記憶はないが、昔からテレビで見かけていた人を生で見ると感慨深い気持ちになった。

・シュッシュとポッポがおもろい

おとうさんといっしょは数えるほどしか見たことがないので初めてまともに喋っているのを聞いたが、シュッシュとポッポのやり取りが癖になってしまった。こんな5秒で考えたような名前では可哀想に思うくらいよかった。文字だと面白さが伝わらないのは承知の上で文字起こしする。

 

この2人のコーナーでは、配布されたスペシャルパワーライトを使って遊んだ。

ポッポ「ピンクにしてみて!!」

会場がピンク色の光に包まれる。

ポッポ「サクラ~ふぶ~きの~サライのそらは~♪」

サライを歌うな

シュッシュ「これ何時間テレビ?一週間早いのよ」

NHKのキャラクターが24時間テレビをネタにしている。

 

シュッシュ「緑にして!!」

ライトを緑色に変え、会場はまるで畑。

ポッポ「ざわわ ざわわ ざわわ~♪」

さとうきび畑の唄を歌うな

シュッシュ「埼玉にもさとうきび畑があった!?」

 

ポッポ「子供は黄色を付けてね!大人は黄色以外にして!」

ポッポ「せーので大人はライト消して!」

大人たちだけライトを消すと子供たちがもつ黄色だけ光る。

ポッポ「ほーたーるのひーかーり♪」

蛍の光を歌うな、終わるから

シュッシュ「終わっちゃうでしょ!!!ポッポが歌ってるの全部エンディングなのよ!!」

 

ボケツッコみが完成されている。シュッシュは大阪出身の芸人さんらしいので大阪公演(おかいつの大規模コンサートはいつもたまアリと城ホで行われている)ならもっと面白いMCが聞けそうだが、さすがに教育番組目当てで遠征はできないと思う……うん。

・あったかい

色々言ったけれど、これに尽きる。

子供向け教育番組は(少なくとも子供たちの前では)悪意がなくてなんでも受け止めてくれて愛してくれるあったかい世界だから好きだ。日常の嫌なことも全部忘れて癒される。この笑顔や歌声に救われている人が会場にも沢山いるんだろうなと考えると胸がいっぱいになった。

楽曲もどれも前向きで優しくて大好き。言葉をはっきり発音して丁寧に歌っているので歌詞が一層心に響く。

特にラストの「Say!good-bye~明日をみつめて~」は本当に感動した。少し泣きそうな、でも心底幸せそうに笑っているゆういちろうおにいさんの顔が忘れられない。

 

4か月前のメモリアルライブの光景も思い出して余計に泣いてしまった。

コンサートって本当に楽しくて、夢みたいな時間で、だからこそ終わりが来るのが寂しくて苦しい。でも別れ際に笑顔で手を振ってくれるのを見るとまた会える日まで生きようって思えるんだよな。

記事の最後に歌詞を載せたので、ライブ終わりを想像しながらぜひ読んでもらいたい。できれば聴いてほしい。

 

 

おじさんの正体

コンサートの後半にトロッコが登場し、おかいつの兄姉が乗ったトロッコが私のいるブロックの前に来たので、手を振ろうとした。

振ろうとしたのだが、視界の右横に写ったものに気を取られて思わず振れなかった。

 

隣の単番おじさんがめちゃくちゃ手を振っている。かなり大きく振っている。

 

今までリュックを抱えたまま見様見真似で小さく手を動かしているだけだったのに、おかいつの兄姉が目の前に現れると突然動きが大きくなった。

完全にレスを求める動き方をしている。

おじさん、演者のオタクだったの・・・?

その後ファンターネ!やおといつ組、オフロスキーが前を通っても全く反応していなかったのでおかあさんといっしょの兄姉の誰かが目当てなのは間違いないと思う。

 

色んな人がいるんだな。

 

 

おもひでぽろぽろ

もらったプログラムにキャラクターと写真を撮れる機能のQRが付いていた。会場付近で子供と好きなキャラクターを並べて写真を撮ることでその日の思い出が作れるというわけだ。

私は夕方の公演に参戦して、終わった頃には外が暗くて撮ることができなかったのだが、使用期限がちょうど「浦島坂田船SUMMER TOUR 2023 Plusss 東京公演」の日だったので会場の代々木体育館で写真を撮ることにした。

せっかくなのでオフロスキーを載せておく。

さすがのオフロスキーも代々木体育館の頂点に立つのは初めてだと思う

 

では最後に、「Say!good-bye~明日をみつめて~」の歌詞を書いて終わろう。多分本来は平仮名の歌詞だが大きいお友達向けなので漢字で書かせてもらう。

 

作詞・作曲 速水けんたろう

 

楽しかったね 思い切り笑ったね

時間の経つのも忘れて はしゃいだりしたね

ずっとこのまま一緒に いたいけれどお別れだよ

さあ 涙を拭いて 明日を見つめて

 

君に出会ったことが 何よりの宝物

いつもいつまでも 忘れないよ

ありったけの笑顔と ぬくもりだけ残してゆくよ

いつかまた会える日まで Say! good-bye

 

 

~完~

 

 

歌い手オタクがおかあさんといっしょのコンサートに行った話 後編

私の名前は大木なかぶ。最近おかあさんといっしょに取り憑かれているセンラさんのオタク。

 

前回コンサート開演前までの話をしたので、いよいよコンサート内容について語っていく。

*タイトル通り歌い手オタクがおかいつコンサートに行った話なので2割は推しへのお気持ちです。悪しからず。

 

 

~今回のセトリ~

 まほうのラララ♪(全員)

 夢のパレード(全員)

 シンデレラのスープ(兄姉)

 地球ぴょんぴょん(兄姉)

 ガンバラッパ☆ガンバル~ン(兄姉)

 ブー!スカ!パーティー!(ファンターネ!)

 シェイクシェイクげんき!(ファンターネ!)

 ブンブンにじいろカー(ファンターネ!)

 ファン ファン ファン!(ファンターネ!)

 すわって からだ☆ダンダン(りさ姉)

 しゅりけんにんじゃ(はるか姉・りさ姉)

 ちょんまげマーチ(おさむ兄)

 し・し・しのびあし(兄姉)

 1歩2歩さんぽ(ファンターネ!)

 クレヨンロケット(ファンターネ!)

 ぼくらのロコモーション(全員)

 おばけなんてないさ(兄姉)

 そらそらそうめん(兄姉)

 くだものたろう(全員)

 ぼよよん行進曲(全員)

 おうちにかえろう(全員)

 あしたははれる(全員)

 

開演

幕が上がるとお兄さんお姉さんとファンターネ!がいた。

本物だ!!!!!!!

1曲目は『まほうのラララ♪』

初めて本物のファンターネ!を見た感動と初手が好き曲だったことも相まって、

ボロボロ泣いた

常に演者の視界に入る位置で

言い訳をすると、私の情緒と涙腺はもとからかなりイカれている。この先もちょくちょく泣いているが、推しが美味しいものを食べて幸せそうにしているだけで大泣きしているような人間なので気にしないでほしい。

 

曲についての話をすると、「もしももしも うたうのがにがてでも ラララだけでだいじょうぶ きみのラララがまほうになるよ」という歌詞が大好き!泣いちゃう。

この曲は本当にラララだけでサビを歌えてしまうのだ。私のラララが魔法になるんだって・・・

おかあさんといっしょの好きなところは、全肯定で全てを包み込んで愛してくれて、誰も置いて行かないところだ。独身で子供のいない気狂い成人オタクだって優しく受け入れてくれてるんだよ、多分。

 

1曲目が終わると自己紹介タイム。

おさむお兄さんのターン。

「坂田おさむです!おさむお兄さんですよ~!初めましてのお友達も多いかな~?」

初めましての(大きい)お友達ワイ、ニッコリ。

「お父さんお母さん!お久しぶりです!大きくなりましたね~」

ねえ~~~😭😭😭😭

本日2回目の号泣だよ 

この会場にいるお父さんお母さんは基本的に3歳(対象年齢)くらいの子どもがいるわけだから30歳は過ぎている人が多いだろう。おさむお兄さんの歌を聴いて育った人もきっとたくさんいる。

センラさんもだよ!!!

センラさん、大きくなりましたね😭😭😭😭

推しはこの人の素敵な歌声を聴いて大きくなって、今たくさんの人に歌声を届けているんだと思ったら本当にたまらない気持ちになった。

曲ならまだしも自己紹介で泣いてるのキモすぎる。勘弁してくれ。

 

さて、今回は兄姉が私たちをドリーム遊園地に連れてきてくれたらしい。ここは越谷じゃない。ドリーム遊園地だ。

なんかファンタジーっぽい『夢のパレード』と『シンデレラのスープ』を歌った後、ファンターネ!は捌けて兄姉だけ残った。

 

ここから怒涛のコーレス&手遊びタイムが始まる。

次の『地球ぴょんぴょん』は合いの手が入る。その指導はりさお姉さんがやってくれた。その中でアカペラでワンフレーズ歌う場面があったのだが、うたのおねえさんじゃないのにめちゃくちゃ歌が上手い。なんなんだ。

またこの曲は名前の通りぴょんぴょん跳ぶ曲だ。お友達は立ってね~と言われ子供たちが続々と立ち上がる。

あの、大きいお友達はどうすれば?

・・・・・・座ってまーす!!!

「跳べ!」と煽られて跳べないのは少し寂しい。

※煽りではありません。

 

次の『ガンバラッパ☆ガンバル~ン』も手を叩く曲だ。これも指導を受けたあと皆で練習した。楽し~。

 

ここで兄姉は捌けてファンターネ!の3人が登場。普段はお兄さんお姉さんが歌っている曲をファンターネ!が歌っているのが新鮮だ。

番組内の人形劇でも突然歌いだす回があるだけあってやっぱり歌も踊りもめちゃくちゃ上手い。3歳と5歳でこれは将来有望すぎる。いないいないばあっ!のお姉さんかみいつけた!のスイちゃんのオーディションを受けた方がいいんじゃないか?

 

2曲歌ったところで「ブンブンブルルンバンバンブバブバ ゲームをしよう!」と言い出す3人。とりあえず言われた通りに動けばいいらしい。

まずはブンブンで車のハンドルを回す動き。私は先日卒業検定の技能試験に合格しているのでこれは任せてほしい。

次のブルルンでタイヤが回る動きを真似して両手を回す。

バンバンで左・右の順で空を叩く。これはなんの動きなんだ。

最後のブバブバはクラクションを鳴らす動きだ。これを連続でやってどんどん早くしていくという遊びをした。

 

そしてファンターネ!の持ち歌である『ファン ファン ファン!』を歌うと幕が下がった。

 

忍者タイム

次に出てきたのはりさお姉さん。否、りさ忍者。

かーんわいー!!!!!!!!!

赤い忍者のコスチュームを着ていて、ツインお団子も相まってちょーかわいい。一瞬チャイナ服かと思った。

りさ忍者は、これから『すわってからだ☆ダンダン*1』をするが椅子がないので忍術で出すために力を貸してほしいと言う。みんなで忍者のポーズをして「椅子よ出てこい!」と叫んだ。4回叫ぶと幕が開いてそこに椅子があった。あっ・・・出てきたね!最初からそこにあったわけではないもんね!

そして体操が終わると、また忍法を唱えた後自分で椅子を持って捌けていった。そこは自分で片付けるんだ。

ちなみに体操は完璧に踊れた。

 

りさ忍者がいなくなると、はるか忍者が登場。青いコスチュームを着ている。可愛い。

そのうちりさ忍者も戻ってきて、青い忍者と赤い忍者がお話している。可愛い。

2人にはお殿様のもつお宝を盗ってこいとの命令が下っているらしい。お宝はお殿様の持つポシェットに入っている。

 

なんやかんやで私たちは忍者の修行をすることになった。私も忍者になりたいと思っていたところなのでありがたい。zeppの天井に張り付いて他メンバーのワンマンやツーマンを見たいので。

りさ忍者が手裏剣を飛ばしてくるのでそれをよけていく。

まずは「あししゅりけん」。足めがけて飛んでくるので小さいお友達はジャンプでよける。お父さんお母さんとクソデカのお友達は立てないので座ったまま足だけ上げる。筋力が衰えた大学生なので咄嗟に足が上がらなかった。血まみれだったと思う。

続いて「あたましゅりけん」。頭に向かって飛んでくるので屈んだり頭を下げてよける。

最後は「にんじゃチョップ」。チョップしてくるので手をパンと合わせて止める。忍者って物理攻撃もするんだ。

『しゅりけんにんじゃ』という曲に合わせて次々と襲い掛かる手裏剣を躱していく。容赦なく飛ばしてくるので満身創痍だった。

 

修行が終わるとお殿様が来るというので忍者はひとまず退散。「私たちがここにいたことは内緒ね!」といって去って行った。

 

代わりにおさむお兄さん、もといお殿様が出てきた。しっかりちょんまげを生やしている。貫禄がすごい。

お殿様はおさむお兄さんを知っているらしい。

「お兄さんなんて言ってさ、だいぶ歳食ってるね?後でスマホで調べてみ?ゆういちろうお兄さん*2の2倍!?ってね。」

自虐に会場大爆笑。おさむお兄さんは70歳だ。元気すぎるだろ。浦島坂田船もこれくらいの歳まで元気に歌っててほしいな~。

 

「おさむお兄さんてね、色んな曲を作ってるんですよ。」

「あめがあがったよ おひさまがでてきたよ~とか、」

あ!!!これ、昨日さかせん配信で聞いたやつだ!!!『にじのむこうに』!!!

進研ゼミになってしまった。

他にも、『タンポポ団にはいろう!!』『ありがとうの花』『どんな色がすき』『僕らのロコモーション』などおさむお兄さんが作った曲をアカペラで少し歌ってくれた。どれも好きな曲で嬉しすぎるし、改めて聴くと神曲しか作っていない。

浦島坂田船にも楽曲提供お願いしますね?童謡を歌う浦島坂田船、kawaii

 

おさむお兄さんの話は終わり、「この辺で忍者を見かけなかった?」と聞くお殿様。

子供たちは「そこにいる!」と言って忍者が隠れている場所を指さした。ついさっき内緒にすると約束したのに、いとも簡単に裏切る。

慌てて隠れる忍者たち。お殿様が「いくよ?あっちにいるのね?振り向くよ?せーの!」で振り向くと簾のようなものを下して2人の姿は隠れた。「なんだいないじゃない!」とお殿様。どうやらごまかせたらしい。

また「どっちに逃げた?」と聞くので「あっちあっち!」と子供たちが教える。

次はモノマネをしてごまかすことに。「せーの」で振り向くと、忍者はおじいさんとおばあさんになって「よいしょ、よいしょ」とかぶを引っ張り始めた。

あの有名な昔話『おおきなかぶ』のシーンだ。

え?私は大木なかぶだけど。さすがにこれは私信だよね?

私が私信女になっている間にかぶは無事抜けていた。クソチョロ殿の目をごまかせたらしい。

他にも曲に合わせて木や壁、犬に変身する2人。ワンちゃんになってお手するはるか忍者が可愛すぎて私が飼おうかと思った。

 

やがて忍者はお殿様にバレずに近づいたところで「今だ!!」と飛び掛かるがズッコケて失敗する。挙句の果てにお殿様に正体がバレる。

お宝がほしくて……と打ち明ける忍者。それ正直に言っちゃうんだ?

「お宝?これのこと?」と言ってお殿様が取り出したのは三色だんごだった。

宝、だんごかよ。絶対だんご三兄弟歌うじゃん。

忍者たちは食べたい!と言ってだんご三兄弟を歌いながらお殿様に着いて行った。団子ごときで寝返るな。

 

気狂いセトリ

忍者タイムが終わるとファンターネ!が出てきた。

次の曲は『1歩2歩さんぽ』

お、おわった。情緒崩壊ソングきちゃった。

8列目のモンスターはまた泣いてしまった。

「ほら ほら どこまでも行こう あいことばは だいぼうけん!」

↑浦島坂田船すぎるだろ。おわりなんだよ。いやどう考えても子供が外を歩いて色んなものを発見して……という歌なんだけど私はどうしても浦島坂田船を重ねて無理になってしまう。うらしまのオタクは一遍聴いてほしい。

 

『おばけなんてないさ』が始まると、ファンターネ!は退場。おばけの歌始まったら帰っちゃうの可愛すぎるだろ。おいでルチータ、お姉さんが抱きしめてあげるよ。

 

ラスト3曲は本当に人の心が無かった。

『ぼよよん行進曲』も泣き曲だ。イントロで爆散した。こういう底なしに明るくて前向きな曲が一番ダメだっていつも言ってるだろうが・・・

次は『おうちにかえろう』

タイトル通りおうちに帰らされる。問答無用で帰らされる。

まだ帰りたくないよママ~~!!!!!!!!!!!

残念ながら大きいお友達の隣にママはいない。

 

そしてラストの『あしたははれる

あのさ、無理だから。無理だからこんなのは。

マスクの下びちゃびちゃなんだけど。

ころしてくれ。

 

 

終演

挨拶の後、幕が下がっていく。

兄姉とファンターネ!が全力で手を振ってくれる。幕が下りきって姿が見えなくなるまで下を覗いて手を振ってくれた。

 

いや~~~楽しかった。ノリで申し込んだけど、来て良かったと心から思った。

子供向けのイベントではあるが子供だけではなくて会場にいる全員を全力で楽しませようとする姿に心打たれた。歌、踊り、寸劇、トーク、全てのパフォーマンスが最高で、初めて見たお兄さんお姉さんたちもあっという間に大好きになってしまった。

終わった後に時計を見たら開演から1時間しか経っていなくて本当に驚いた。体感ではその倍の時間はやっていた。それくらい濃い時間だったのだ。

絶対にまた行くぞ!!!今度は速水けんたろうさんの出演回に行きたいな~センラさんの世代なので。

 

ここで写真撮ってる人間私しかいなかった

 

次のおかいつ現場は『おかあさんといっしょ スペシャルステージ2023』さいたまスーパーアリーナ公演!!待ち遠しい!!

(次の現場、あるんだ・・・)

 

最後に『あしたははれる』の歌詞を書いて終わりたいと思う。

 

〈あしたははれる〉作詞:坂田おさむ 作曲:坂田おさむ

 

 かなしくて なきたくなったとき 

 おもいだしてほしい ぼくらのことを

 くもにのり とんでゆくからね

 ひとりぼっちじゃないよ

 てをつなごうよ

 すきだから きみがすきだから

 ともだちさ いつも いつまでも

 さあさ

 ゆめじゃない みどりのそうげんに

 みんながあつまるよ きみとうたうよ

 

 すきだから きみがすきだから

 ともだちさ いつも いつまでも

 さあさ

 げんきだせ なみだふきとばせ

 こえをあわせ うたおう

 あしたははれる

 あしたははれる

 あしたははれる

 

 ~完~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:からだ☆ダンダンはおかいつの番組内で毎回体操の兄姉と一緒にやる体操。基本は立って行うが座ってやるバージョンもある。

*2:現役のうたのおにいさん、花田ゆういちろう

歌い手オタクがおかあさんといっしょのコンサートに行った話 前編

私の名前は大木なかぶ。どこにでもいる平凡な大学生。

普段は浦島坂田船という歌い手グループ、中でもセンラさんのオタクをしている。毎日センラさんのことを考えて狂っている。

このブログの名前「刈り上げ刈り上げ刈り上げ」も、センラさんが学生時代に友達と作ったHPの名前からとっている。私は男に襟足はいらない党の党員なのでちょうどいい。まあ正直襟足があろうとなかろうと好きだけど。

 

そんなすでに気狂いの私を新たに狂わせるものが現れた。

 

おかあさんといっしょ

である。え、なんで?

 

きっかけから話し始めると長くなるのでここでは割愛するが、とにかく齢20にして(視聴開始当時は19)対象年齢3歳の教育番組の虜になってしまい先日初めてコンサートに行ってきたのでその話がしたい!

 

まずは前情報を少し説明させてもらう。

今回私が行ったのは、『「おかあさんといっしょ」ファンターネ!がやってきた』越谷公演。ファンターネ!という人形劇のキャラクターと、7代目うたのおにいさんである坂田おさむさん、5代目身体表現のおねえさんの上原りささん、こうした舞台でうたのおねえさんをしている山下はるかさんが出演した。

 ↑左からはるか姉、おさむ兄、りさ姉

 

これは年に数回開催されるファミリーコンサートとは違い、地方各地で任期中に何年も続けて開催されるイベントだ。ファンターネ!以外の出演者は公演によって異なる。今回のメンバー構成は今回の公演が初らしい。

 

ファンターネ!の愉快な仲間たちを紹介しよう。

主要キャラはファンターネ島で暮らす3人の子供。

まずはカッパの女の子みもも(3歳)。ぱっと見は完全にアマビエだがカッパだ。カッパのくせに泳げなくて真剣に悩んだことがある。可愛い。

続いてひょうたんのやころ(3歳10か月)。ひょうたんなので性別はないし両親は大地だ。8人兄弟の末っ子で、兄弟で薬屋を営んでいる。親がいなくて3歳にして家計のために薬草集めをしているなんて……泣ける。

そしてライオンの男の子チータ(5歳)。面倒見がいいお兄ちゃん。やんちゃだが恥ずかしがり屋で怖がりなところが可愛い。両親はバレエダンサーで海外に行っているため、今は叔母の下で暮らしている。島を訪れるはずだった両親が急遽来られなくなり、落ち込むルチータを見かねたみももが両親への手紙を凧で飛ばす回は大泣きした。彼自身もバレエダンサーになるのが夢だが練習はあまりしていない。しろよ。

www.nhk-character.com

ファンターネ!の話(というかルチータの話)を始めると止まらないので本題に入ろう。

チケット発券

公演2週間前になり、ファミマでチケットを発券した。

席どこかな~もし前方の席に入っちゃったりしたら普通に申し訳ないから逆最でお願いしたい。

 

かなりの良席引いちゃったよ。なんでだよ。

ロッコやセンステならまだしもメンステにこんなに近かったことないんだけど。座席表調べたらドセン0番だし。どこで運使ってるの?

 
イベント前日

前日にとんでもないことに気づいてしまう。

今回出演する坂田おさむさん(7代目うたのおにいさん)、浦島坂田船メンバーの世代だ~!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

おさむお兄さんの任期は1985~1993。浦島坂田船メンバーはうらたぬきさんと志麻さんが1989年、となりの坂田。さんとセンラさんが1991年生まれだ。

坂田さん(おさむではない、ややこしい)とセンラさんは対象年齢ではすでにお兄さんが交代しているので正確には世代ではないが、それぞれ兄と姉がいるので間違いなく自我が芽生える前からおかいつ*1を見ている。

彼らはおさむお兄さんの歌を聴いて育ったのだ。

そんなん、狂っちまうだろうが・・・・・・

 

浮かれた私はあることを思い出した。

さかせん、配信でおかあさんといっしょの話をしてたことがあるよね?

https://twitcasting.tv/usss_info/movie/608875394

↑ 浦島坂田船公式 2020.4.23 52:20~

「すずめがサンバ」「にじのむこうに」「だんご三兄弟」をガバガバながら歌っている。これ明日歌ってくれたら死んじゃうな~!!!と思いながらこの日は眠りについた。私は一級フラグ建築士なので、つまりそういうことだ。

 

ついでにセンラさんがおかいつの話をしていた時の個人配信も聞き返した。歴代人形劇のキャラクターのビジュアルに言及している。センラさんはビジュアル重視の人なので。

https://twitcasting.tv/sen_sen_sen_sen/movie/735922556

↑センラ@浦島坂田船 2022.6.21 38:33~ 

ちなみにセンラさんはこの3日後の配信で「おかあさんといっしょを“おかいつ”って略すのほんまにキモいと思う。」と発言している。

モンスターボールをモンボって略すのほんとにキモいと思います。

 

いよいよ当日

待ちに待ったコンサート当日!

私にはおかいつ好きの友達などいないので単番で乗り込んだわけだが、会場までは歌い手垢で繋がっているフォロワーと一緒に行くことになった。というのも、今回の参戦はこのフォロワーがきっかけなのだ。

私がおかいつにハマっていることを知るフォロワーは、コンサート会場がガチ地元だったのでチラシを見つけて写真を撮って送ってくれた。しかもこれ、1人じゃない。2人。

ガチ地元のフォロワー2人がそれぞれ写真を撮ってたのがおもろくて、フォロワーの地元訪問もしたいと思いノリでチケットを買った。

そんなわけで、2人のうち1人と一緒に会場へ向かった。

 

開演15分前、会場に到着。

親子しかいない

そりゃそう。

というか来てる人ってほぼ近隣の方なんだろうな。ライブでよくやる「埼玉の人~!!」ってやつやったら8割が手を挙げたと思う。残念ながら私は埼玉の人ではない。

 

入口前に立看板があり、親子が写真を撮っていた。フォロワーが撮ってくれるというので看板に近づいたら横から親子が来たので慌ててどく。

お母さん「アッ撮りますか!?」

私たち「ああいや大丈夫ですどうぞどうぞ!!」

 

フォロワー「まさか私たちが撮ると思わないよね (笑)

うん、だよね。

人が来ないことを確認して写真を撮ってもらった。ありがとうね。

 

微妙な笑みを浮かべている。普通に恥ずかしかった。

フォロワーに見送られ建物に入るとすぐにもぎりのスタッフさんがいたのでチケットを渡す。

スタッフさん「お一人ですね~はいどうぞ~」

人数確認、するんだ。もぎりの瞬間すらいたたまれないなんて。

 

いよいよ会場内に入る。席をよく確認して座った。

いやちっっっっっか

ファンターネ!や兄姉のガチ勢が読まないことを願って言うが、まじで近かった。すぐそこに演者が出てくるよ?興奮してステージに上がってルチータに抱きついちゃうかもしれない。

 

右隣は空席。左隣にはお父さん、小さな子どもその1、小さな子どもその2、お母さんが並んで座っていたので、年の離れた姉の顔をして座ることにした。

ドセンを陣取る姉はいねえよ。

 

開演前のBGMは普段番組で歌われている曲だ。すでにめちゃくちゃ楽しい。

開演間際になると、ファンターネ!が喋りだした。携帯の電源を落としてねとかトイレに行っておいてねと注意のアナウンスをしてくれる。おかいつ現場ってトイレ勧めてくれるんだね。

そしてファンターネ!のOPテーマが流れ、最後の「ファンファンファン ファンターネ!」を会場の子供たちも一緒に口ずさんだところであたりが静まり返った。いよいよ始まる!

 

 

行くまでの話はここまで!開演後は次回で!